2013年 01月 27日
劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影
みてきましたー。
ダメでした。
いや、もしかしたらTVスペシャルでやって、しかも毎年のように公開されてるシリーズのひとつだったら、もしかしたら「まぁこんなものかな」みたいな感想を書いたかもしれませんけど、H×Hの劇場版、それもあれだけ事前にあおっておいてこれはないわー…。
ワンピののストロングワールド観に行ったときと気持ち的には近いかもしれない。
まず、クラピカの話じゃない。
ゴンとキルアの話です。なんだそれ。
クラピカの過去は話の起点で、それもなんかダイジェストちっくで、少なくとも事前にプッシュしてた(と私は感じてた)「クラピカの過去」は話に殆ど関係なし。
というか前半クラピカ(とレオリオ)はほぼ病院で待機。久しぶりに4人PTの彼らが見られると思ってたんですけど(※これは私が勝手に期待してただけだけど)、またゴンキル…。
しかも原作本編で何度か描かれたお話がうすくなっただけですよねこれ。
といいつつもラストバトルにだけはきっちりクラピカも参加するんですけど、そのせいで逆にゴンキル描きたいのかクラピカ描きたいのか良く分からんくなってるというジレンマ。
そもそも、「原作者秘蔵のストーリー」といいつつも、パンフ読んでる限りだともともとあった話の肉付けにクラピカ過去編(読みきりのやつ)をちょっと加えただけっぽく、それはもしかして原作者ほとんど今回の映画にかかわって無いのでは…。
そんな訳で原作のような裏の裏をかきあう読みあいもなければ、この映画独特の味も無い、手癖で作ったようなお話でした。
って脚本米村さんじゃないですか。この人ホント手癖で書いてるな!(苦笑)
とりあえずレオリオいじってれば面白いでしょ、って発想から直して欲しい。
しかも俳優さんの演技がめちゃくちゃ下手くそでした(特にパイロ)。
オモカゲは演技的にはマシなんですけど、なんかこう、絵の後ろから声が出てると言うか…。
レツはなんか逆に演技過多で馴染めなかったんですけど、平野綾さんかぁ。うーむ。
なんか二人でレツ&ゴンだな、ってそればっかり考えてました(笑)
また、途中で妙にグリグリ動くキモいおっさんが出てきて、なんかスタジオライブっぽいなぁと思ってたらスタッフロールにやっぱりスタジオライブw
いや、おっさん動かすのに精力注ぐのは別にいいんですけど、世界観無視してこういう遊びを入れちゃうのはここの悪い癖ですよね。スレイヤーズでもそれやったでしょ…。
あとは地味に「目を奪われる」って、顔は包帯巻きになるしアクションも出来なくなるしで、画面的に映えないなぁっていうのは感じました。
評価できる点があるとすれば、旅団を頑張って出してた事でしょうか。
ちゃんと声ありで主要メンバーはほぼ出てきたんじゃないかな。
主題歌も良かったです。それだけ。
第2弾があるようだけど、どうすんのこれ…。