映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)

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観てきましたー。



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これといって不快になる部分はないけれど、これといって良い点も見当たらない、なんというか最初から最後まで予定調和な感覚を覚える映画でした。
なんだろな…肉がついてないというか、プロットどおり話が進む感じというか。

例えば、話が単純でも面白い映画ってありますよね。それは、そこに至るまでの流れとか、キャラクターの行動とか会話とか、そういった味付けの部分が楽しいから、本筋が単純でもちゃんと面白い。
けれど、今回の映画ではそれがない。だから、話に色々ギミックを仕込んでいても面白くない。

例えば冒頭、スネ夫が映画を取ろうとしてるんですけど、やたら場違いな高級カメラを用意しただけで「映画を撮ろう!」って言っている。でも、主演が三人いるだけで、セットは背景一枚。敵も用意してない。決めポーズを撮っているだけ。「映画を撮ろうとしてる」感が全然伝わってこない。
小学生だし、もしかしたら何も考えずにこういうことしちゃう子もいるかもしれない。でも、これは映画で、ここではスネ夫は「新しいカメラを買ったから、映画を撮りたい」と言っているキャラクターなんだから、それなりの描写をすべきと思うんだけど、しない。

これ、話的にはこのあとドラえもんが出てきていろいろやってくれるから、ストーリー的な筋道としてはここに尺を取る必要はないんですよね。なので尺を取らない。

他にも、例えば映画のためのセットを用意するというようなシーンでも、ドラえもんは「すごいセットを映してくれるメカ」を出すんですよ。「インスタントミニチュア製造カメラでミニチュアを作ってそれを壊したらすごいセットになる」とかじゃないんですよ。
道具を出すシチュエーションでも楽しませよう、とか、考えてない。話に必要なことだけやって、話が進む。

その話も、「証拠もないし被害も特に起きてないけど何か怪しい奴がいるから倒しに行く」とかいう感じで(敵の目的は後半解明しますが)、なんかこう、全体的に細部がフワッとしてて、なんか気分で流そうとしてる感じを受けました。

原作厨な例えで申し訳ないんですが、例えば同じ映画の撮影をからめた導入である小宇宙戦争では、スネ夫は出木杉を監督として呼び込んで、ちゃんとそこから特撮の知識を交えながら映画を撮っているんですよね。 そういう肉付けが全然ないから、なんか話がスカスカで…。

そんな感じなのでラストもなんか解法ありきなラストな感じがしました。ラストにこういうネタが必要だからゲストにこういう能力を持たそうっていう。 (というか映画監督ロボの映画撮影能力なんだから、伏線消化も映画撮影の話でやるべきでは?)

あと既存の道具がだっさい名前に変えられちゃうのは相変わらず意味が分からない。

一応良かった点を書いておくと、ちょこちょこギャグが挿入されていて、おおよそお約束ではあるんですけど、テンポがいいのでその辺りは楽しかったです。
あとしずかちゃんが初変身で能力披露の時にヘソちら!ヘソちら!


恒例の来年予告はペガ、ドラコ、グリっぽいシルエットが出てたので、日本誕生っぽいです。
あれは藤子F先生存命中の映画ドラ中期の人気作なので、作り手側のプレッシャーも相当と思いますけど、頑張ってください。監督は誰かな~。
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by panicss | 2015-03-29 00:00 | アニメ/特撮 | Trackback | Comments(0)