霧の城で僕と握手!


適当にノリでタイトル書いたら意外と的を得ていてびっくりです。
そんな訳で、小説版ICOを読み終わりましたよっと。

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感想でもちょろっと。本どころかゲームの内容にも触れますのでオリコオリコ。
未クリア未読の人は見ちゃダメよ~



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ストーリーや設定より、わたしがこの本で最も衝撃的だったのは、
半分以上がヨルダの話」ということ。


ICOというゲームは、話や設定をほとんど語りません。


主人公であるイコでさえ、分かっている事は
「角がある」とか「ニエ」であるとかほんの少しの情報のみ。
ヨルダや霧の城の女王に至っては、正直なところ
ゲームをやっただけでは何者なのか全く分かりませんでした。

あとはプレイヤーの想像次第であるし、逆にそれが
"ICO"というゲームを素晴らしいものにしていると思います。


しかし、こういう物語を原作にするっていうのはとてつもなく難しいんです。
「語っていない」のに「伝わっている」という、空気感のようなもの、
こういう作品はこれが肝です。
読み手が自由に物語を作れる分、発信側としてはアレンジが効かせられない
そういう矛盾があるんです。


だから、物語中盤からヨルダと女王の関係が軸となるのには本当に驚いたし、
そこからイコとヨルダへと結実する物語は間違いなく"ICO"であって、
よくぞ描いたものだと感動しました。宮部みゆきってすごいな!
途中で挫折した模倣犯ももっかい頑張ろうかなって気がしてきた


そんなにも素晴らしい小説版ICOですが!
残念なところがひとつだけ。


…それは…









ゲームとラストが一緒なんだ。


いや、良いラストなんだ。めちゃ良いラストなんだ。
だからこそゲームのほうで味わって欲しいんだー!

他のところは上手くアレンジされていて、
良い意味でゲームに囚われない、それでいて
ときどき掠るような掠らないような微妙なところをついてくるような
そんなイイカンジなのに~(味皇のコメントみたいだ)

そんな訳で、個人的にはゲーム→小説の順がおススメです。


あっ、てゆーかここはゲームクリアして小説読んだ人しか見ちゃダメだってば(笑)
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Commented by ける at 2006-01-20 09:29 x
いわっちさん、おはよー。

出張先からやってきましたよっと。
ICO、ついに読了したのですね。
ゲームも小説もとっても素晴らしい作品ですよね。
指摘のようにゲーム>小説じゃないとやっぱり不味いかなぁと
私も思います。それと、宮部みゆき・・・本当に凄い作家ですよね。
ゲームにこれだけのめり込んでその上さらに素晴らしい作品を
ものにする。そうそうできる事じゃないよね。因みに模倣犯は
文庫本が最近出版されたのでハードカバーよりこっちの方が
良さそうだね。値段も重さも(笑)。この作品もテーマがあれで
すからICOのような気持ちよさは味わえないけど、私は余りの
読みやすさにあの枚数を(ただでさえ読むのが遅い私なのに)
二日で読み切ってしまったですよ。感想はいわっちさんが未読
だから書くの止めておこヽ(・∀・)ノ。
Commented by panicss at 2006-01-21 08:28
こんちゃ~ 出張おつかれさまー

そうそう、模倣犯って文庫版でてるよね
ハードカバー無駄になっちゃうけど、あれなら読みやすそうなので
再チャレンジしてみようかなと思ってます。

というか文庫版何冊でてんの!あれが上下巻だったなんて(笑)
by panicss | 2006-01-17 00:00 | 他ゲーム:PS2 | Trackback | Comments(2)