夏休み特別企画 『ダッシュ!四駆郎』 ホライゾン・メッセージ [01]


去る2006年3月23日、漫画家の徳田ザウルス先生が
急性心不全のため死去されました。
享年47歳という若さでした。

徳田ザウルス先生といえば、その昔
「ダッシュ!四駆郎」という漫画で
第一次ミニ四駆ブームを巻き起こし、
日本中の子供たちを熱狂させました。
(※第二次ブームは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」)

当時アニメ化もされるほどの人気で
私もリアルタイムで読者でしたので、
訃報を聞いたときは少なからずショックを受けました。
と同時に、このまま氏の作品が埋もれていくのは
大変惜しいとも感じました。
できれば皆さんに読んで欲しい…。


しかし児童漫画の宿命ですが、氏の作品は
現在大変手に入り辛い状況です。

そこで、本ブログにて数回にわたって、
氏の代表作である「ダッシュ!四駆郎」について
簡単ながら紹介させて頂きたいと思います。

過去、氏の作品に触れた方、また今まで知らなかった方へ
何らかのメッセージになれば幸いです。




---

ダッシュ!四駆郎」は、1987年12月号~1992年3月号まで
コロコロコミックにて連載された、ミニ四駆を題材にした漫画です。
コミックスは全14巻。

これ以降の同種の漫画の基本骨格が、ほぼこの作品によって
なされたといっても過言ではないでしょう。

作者が車好きな事からか、
ミニ四駆とはいえ実車さながらのリアルな設定は、
当時とても斬新に映ったものです。



d0039216_1422549.jpg -----
単行本第1巻では、四駆郎と皇、そして仲間たちとの出会いから
ダッシュ軍団(ウォリアーズ)結成までが描かれます。

d0039216_1413736.jpg
主人公・日ノ丸四駆郎(ひのまるよんくろう)。
父から与えられたブーメランJr.とその特製カーボンシャーシが宝物。

必殺技はスーパーアタックランディング。

d0039216_14211276.jpg
ミニ四駆はボディを浮かせてスタートさせるため、
着地の瞬間、一瞬モーターの回転が落ちてしまう。
そのタイムラグを無くすのがこの技。

今思うと、なんて地味な技を持つ主人公なんだ(笑)
しかし当時としてはかなり斬新な設定じゃないでしょうか。
子供心に「着眼点が他と違う」なんて思ったもんです。


ミニ四駆大会に出場した四駆郎は、そこで
皇(すめらぎ)と名乗る男に出会う。

d0039216_1431594.jpg
 四駆郎 「このシャーシも、とうちゃんがくれたんだ!
       皇さん、とうちゃんを知ってるの?」

 皇    「まあな、古い友だち…とでもいっておこうか。」


これこそが、物語の始まりだった。
偶然と皇の導きにより、四駆郎は
かけがえの無い仲間たちと出会っていく。


d0039216_169375.jpg
戸田弾九郎(とだだんくろう)。通称タンクロー。
以降、四駆郎の良きパートナーとして、終盤まで
共に戦っていくことになる。初期愛車はホットショットJr.。


d0039216_1623952.jpg
南進駆郎(みなみしんくろう)。
海沿いの屋敷に住むお金持ちの少年。
プライドが高いが、ヘタレ心優しい一面も持っている。
南十字星急行(サザンクロスエクスプレス)という必殺技を
持っているが、この技は名前しか決まっておらず
番外編まで使って「一生かかろうとも、ものにしてやる!!」と
のたまった挙句、最終回まで完成する事はなかった
にも関わらずこの技を本編で使用したという事実が、
進駆郎の凄さを物語っている。
パンクローとは親友同士。初期愛車はファルコンJr.カスタム。


d0039216_1693840.jpg
地味貢二(じみこうじ)。通称パンクロー。
普段は気弱ないじめられっ子だが、ひとたびメイクをすると
強気なパンクロッカーへと変貌する。
初期愛車はスーパードラゴンJr.。


d0039216_1625933.jpg
皇輪子(すめらぎりんこ)。
名前から分かるとおり、皇の妹。余談ですが、
物語後半での髪を下ろした輪子さんの方が好きです。
初期愛車はホーネットJr.。


お互いに仲間として、またライバルとして
絆を深め合っていく仲間たち。
しかしそこで、ある一つの事件が起きる。

d0039216_15472272.jpg
街中で突然ミニ四駆を走らせ、
人を驚かせて面白がっている不良たち。

ミニ四駆をいたずらに使うなんて許せない、と
四駆郎は彼らに勝負を申し込む。
しかし、このことを聞いた皇さんに咎められる。

 皇    「そんなやつらとの勝負はよせ!なんの得がある!?
        きみたちにはもっと正当なレースをしてもらいたいんだ」

 四駆郎 「得?やつら、おいらたちのミニ四駆にドロをぬったんだぜ。
        それなのに…。みそこなったぜ、バカヤロー!」



四駆郎はブーメランJr.をジェットブーメランへと改造し、
皇さんと仲違いしたまま勝負へ挑む。
しかしスタート前、皇さんより四駆郎へ、一つの箱が手渡された。


 皇 「これは、きみが正当な勝負の場に出る日のために、
     用意したものだ!
     もっていけ、きっと役に立つ!



そして、勝負開始。
進駆郎の策により、リードする四駆郎たち。
リードを稼いだまま、レースは終盤へ。


 進駆郎 (おかしい!こいつら、あまりに無策だ。
        …このレース、何かある!)



進駆郎の予感は当たっていた。
ミニ四駆ゲリラたちは、花火を地雷代わりに仕掛け、
ジェットブーメランの破壊を目論んでいたのだった。
目の前で爆破されるマシン。


 四駆郎 「皇さんのいうとおりだ…。
        こんなレース、勝負じゃない。」


しかし、ジェットブーメランはその車体を溶かしながらも
四駆郎の元へたどり着く。

d0039216_16121967.jpg

 タンクロー 「クッソォ、やっていいことと
         悪いことがある!
         やつら、ブッ殺す!」

 四駆郎   「よせ、タンクロー。」
         「お前もブーメランも最後まで戦った!
          おいらも最後まで戦う!!
          そして、勝つ!


そして、四駆郎は皇さんからもらった箱を開けた。
その中にあったマシンこそ、永遠の相棒となるマシン、
ダッシュ1号、"皇帝<エンペラー>"であった。

d0039216_15301990.jpg

新マシン、そして四駆郎の策が加わって、
見事ミニ四駆ゲリラとの戦いに勝利した。

そして皇より告げられる。このマシンは、来るべき
ミニ四駆選手権へ出場するためのものであると。


今ここに、ダッシュ軍団(ウォリアーズ)が誕生したのだった。


---

第1巻は主要キャラクターが登場する巻ですので、
そちらに比重を置いて紹介しました。

本当は全三回くらいで終わらせようかと
思ってたんですが、全然無理ですね(笑)
次回以降はもう少しテンポアップしつつ、
レースの方に比重を置いて紹介していきたいと思います。

もうしばらく、お付き合いくださいませ。
[PR]
トラックバックURL : http://panicss.exblog.jp/tb/3585877
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by shuhei-u at 2006-10-22 04:41 x
"俺たちの地平線(ホライゾン)~×3 ♪"
ダッシュ2号以降は次回か~。
Commented by panicss at 2006-10-23 15:50
いやっ、続きあるよ!つづきあるよー!
ページをめくるんだ!
by panicss | 2006-08-16 00:00 | マンガ/イラスト | Trackback | Comments(2)