2010年 08月 29日
FFXI:アンソロのススメ!
ファイナルファンタジーXIのコミック誌「コミックヴァナ通」が
vol.7で止まってしまいました(苦笑)
こういう形式にすると、新規の人が買い辛いんじゃないかなーと
思ったりもしてたのですけど…。
売り上げはあんまり芳しくなかったんですかね。
うずさんの「リボン」は完結したものの、
沙月ゆうさんの「祈りの風」とおおつきべるのさんの「Boy meets Girl V」は
まだ未完のまま…。
コミックス描き下ろしでもいいから、是非とも完結させてくださいね!
---
FFXIアンソロジーコミックの先陣を切ったのは、
やはりというか流石というか、エンターブレインさんでした。
発行は2002~2003年で、合計2冊。
普通のコミックスとおなじ、B6サイズでした。
まだサービスが始まって初期の頃なので、ヴァナのイメージが固まってない
…というか、明らかにプレイしてない人が描いてたりします(笑)
(もしかしてサービス開始前に原稿依頼があったとか?)
なので、今ではよく見る体験談のような漫画が殆どありません。
キャラも殆どが初期装備で、今見ると何だか新鮮ですねw
この2冊を経て、エンターブレインさんのアンソロジーは
ブロスコミックスEXシリーズとして仕切りなおし。
サイズもA5と大きくなりました。
ブロスコミックスEXシリーズは2003~2008年まで、6年にわたり展開されました
通常のシリーズ52冊+4コマシリーズ10冊のなんと計62冊!
同一ゲームでここまでアンソロが発売されたのは、FFXIが初めてかな?
基本的に各アンソロ間で繋がりはなく、
サブタイトルをテーマにした漫画が掲載されていました。
そうやって発表される作品群の中で、やがて何度も掲載されるような、
FFXIアンソロではおなじみ!な作家さんも現れます。
人気のある作家さんの作品は、まとめて一冊の個人集として発行されました。
こちらがブロスコミックスEX名義で計16冊。
初期はやっぱり、清瀬のどかさんの作品が頭ひとつ抜けてますね。
最初に個人集が発行された方でもあります。
収録作品のうち「ガーネットリングストーリー」は、
台詞を音読するくらい好きな作品でした(音読するなw)
中期から後期にかけては、魅力的な作家さんがたくさん現れました。
各人の好みにもよりますが私個人としては、おおつきべるのさんがイチオシです!
「たまごのきもち」に感動しすぎちゃったせいで、うちの飛竜はマフィンになったんだw
このような経緯を経て、FFXIのアンソロは
コミックヴァナ通へと繋がります。
(コミックヴァナ通は2008~2009年発行。)
もしこのままコミックヴァナ通の発刊が止まれば、
FFXIのアンソロはなくなってしまうかも…?
なおコミックヴァナ通に掲載された漫画の一部は、
ファミ通クリアコミックスとしてまとめられ、
2010年より順次発刊されています。
サイズは再びB6サイズへ変更されました。
私は単行本サイズとしては、確かにB6が好みなんだけど…。
うーん、以前のシリーズと揃えたかったなぁ(笑)
現在はこのクリアコミックスシリーズが、FFXIコミックの最後のとりで。
もう何冊か、発行予定はあるようですけれど…
シリーズ物が途中で終わるのだけは避けて欲しいのですがー。
電撃の四コマはあれはあれで好きなんですけど、ちょい毛色が違いますしね。
さて!
この記事を読んで、過去のアンソロに興味をもたれた方。
たくさんありすぎて、きっとどれから読んでいいのか分かんないですよねw
そういう方は、まずは個人作品集から入りましょう。
個人集は基本的にあんまり外れがないと思いますので、
表紙とかで決めちゃっていいと思います!
個人的なお勧めは…って、鉄板どころしか紹介しませんが(笑)
上にも書いた、清瀬のどかさんの「LANDS END」。
おおつきべるのさんの、
「ぼくらのきもち Boy meets Girl」 「てっぺんのうた Boy meets Girl 2」
「アトルガンへいこう!」
うずさんの、
「おかえり Welcome Back!」 「おかえり 2 Welcome Back!」
「リボン」
などなど。
MMOなので、今とは違う設定だったりするのですが(笑)、
そういうのを懐かしむのもまた楽しいと思います。
下のお二方は、つい最近の作品まで収録されてますので
今現在プレイされている方にも良いかと思ってお勧めさせて頂きました。
もちろん、今は引退してしまった貴方も、
アンソロを読んで昔の冒険心を思い出したりするのも如何でしょうかv
少し変わったところもありますけれど、今でもヴァナは元気ですよ!
---
おまけ。
FFXIのアンソロジーはもう一社、宙出版さんより
おおぞら笑コミックスシリーズとして発売されていました。
こちらは2003~2005年で全13冊。
宙出版さんは家庭用ゲームのアンソロジーから撤退しましたので、
以後FFXIのアンソロが出版されることはありませんでした。
こちらで好きだったのが、ルナさんという作家の方。
作画はすごくあっさりとしたタッチなのですが、コマ運びが上手く
読んでいて飽きません。キャラクターも可愛いw
ルナさんのサイト「原色クリスタル」は既に更新が終了していますが、
作品が今でも公開されていますので、興味のある方はぜひ。
あとはコラム系コミックといいますか、雑誌「コネクト!オン」からの派生で
同じくエンターブレインさんから単行本がいくつか発売されています。
読み物として楽しむならこちらも。
はるぅさんの本はまったり読むのにお勧めです。
今回の記事を書くにあたり、過去のアンソロ本を
段ボール箱から引っ張り出してきたせいで、ただいま部屋が大変なことに…!
もちろん全部もってる。