2010年 12月 23日
仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE
観てきましたー
最初に言っておくと、私はこの「MOVE大戦」という企画は
そんなに嫌いじゃないです。
キッチリカッチリ固めちゃったほうが、そりゃあ作品としての
完成度は高まるんでしょうけどね。
そんなんばっかりだと息が詰まっちゃうしね。
という前提の上でお話しますけど、
「メッセージforダブル」はやっぱり単独で見たかったかなー。
「ビギンズナイト」もそうだけど、Wの根幹に関わるお話なので、
「Wが好き!」って人は別ライダーのパートはやっぱり邪魔なんじゃないかとか
そういうのを考えちゃいますね。
私みたいな「仮面ライダー」好きなら別に問題ないですけど。
■仮面ライダースカル メッセージ for ダブル
お子様にはもしかしたら退屈かもしれないけど、
個人的にはすっごく良かった!
鳴海荘吉と彼の発する言葉に存在感があって、
本当に実在する人物のような印象を受けました。
吉川さんすごいなー。
また、今までスカル関連の情報って限定的で、
存在自体がすごくモヤッとした感じだったんですけど、
今回の話でその辺りが全部スッキリしちゃいましたね。
というか、こっちが疑問に思ってなかったようなところまで
スッキリさせちゃったので、見た後の爽快感が尋常じゃなかったです(笑)
過去回想って、どうしても現代と少なからず分断されちゃうんですけど
このエピソードは確かにWと地続きでした。
ちょい人が死にすぎてるけど、ハードボイルドだから仕方ないかな…。
あとW全般に言える事だけど、
ちゃんとガジェットいろいろ使ってくれるのは嬉しいな。
私はアイテムいろいろ使ってピンチを乗り切る展開が好きなんだ。
スタッグフォンやスカルギャリーも正直無くてもドラマは成立しそうだけど、
こういうのがあると物語に色が出てくると思います。
(しかしスタッグフォンはフィリップが作った設定だったような…)
■仮面ライダーオーズ ノブナガの野望
可もなく不可もなく。
TVスペシャル的な感じでしたね(笑)
ちょっとノブナガの心の動きが良く分かんなかったのと(展開はやすぎ)、
あんまり火野を無欲人間にしないで欲しいなー、っていうのが
ちょっと残念ポイントでした。
メインキャラがいまいちしっくり来ない感じだったけど、
それは製作時期の都合上しょうがないかなー。
オーズのフォームチェンジを多用する戦いっぷりは
なかなか楽しかったですねー。
サゴーゾ亜種コンボもやっと登場したw
(予算の都合とかで出ないんじゃないかと心配で…。
TVでもライオン・トラ・ゾウみたいなあんまり変化ないコンボだったし)
何も情報を仕入れないようにしてたので、
Wと合流後のラストバトルは完全に予想外でお腹いっぱいですw
翔太郎が火野と合流したときの、「あの時は助かったぜ、またよろしくな」的な
台詞が地味に嬉しかった。
ゴールドエクストリーム再登場もシーン的に自然でしたね。
あ、でもバースの正体は誰だろ!ってワクワクした瞬間に、
アクセルの後ろから銃をぶっ放す姿を見て「ああ、後藤さんだ…」
と思ったのはきっと私だけじゃない。
TVも後藤さんがバースなのかな?
実は、わたし今回の映画はオール井上さん脚本だと思ってたので、
スカル編見たときに「すごい!井上さんの仕事とは思えない!」とか
ビックリしちゃったんですけど、Wはやっぱりの三条さんでした(笑)
いえ井上さん悪く言うわけじゃないんですけどね。
Wの根幹に深く食い込んでいたので、他の人が書いたならすごいなーと思って。
ただ、オーズ編でノブナガの凄さを描写するのに、
「掃除に行った会社のプログラム不具合を即効で直す」
ってエピソードを使うのは、井上さんらしいとは思った(笑)
しかし私も脚本家で特撮を観るようになっちゃったか…。
いけない傾向だなー。